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2010年09月23日
私がやっている仕事の中で関わる子どもたちは、ひとりひとり全く違った個性を持ち、全く違った成育環境を持っていて、さらにはその子どもをとりまく複数の大人たち(親や祖父母たち)や子どもたち(同級生や兄弟など)まで全く異なるので、それこそ本当にケースバイケース、個別に対応を考えなければいけない、ということが常識です。
ある知り合いが先日、小学校5年生の子どもが通っていた個別指導の塾を辞めさせたという… >>続きを読む
2010年08月25日
一昨日うちで飼っている犬が亡くなりました。
大きい雑種で14歳ですので、人間で言えばもう100歳近いおばあさんでした。
本当に眠るように静かに息を引き取り、まさに大往生と言える亡くなり方でしたが、やはり喪失感は家族に大きく広がっています。
アメリカに住んでいるときに捨て犬収容所からもらってきて、その後米→日など何回かの引っ越しを経てずっと一緒に暮らしてきた犬です。
以前から通勤の途中に… >>続きを読む
2010年07月07日
最近、いろいろなところで二極化、という言葉を聞きますが、私自身も本当に様々な場面でそれを実感します。
例えば小学校の授業を見学に行くと、高学年のクラスの算数の授業などでは、どんな課題にも真剣に取り組み、先生の意図を汲んで適切な発言を行う聡明な子が数名いて授業をうまくリードしている一方で、姿勢もグダグダ、下手をすると机に突っ伏して寝ていたりする子がやはり数名見受けられます。この子たちはもちろん… >>続きを読む
2010年05月07日
皆さん、キジの鳴き声、聞いたことありますか?
私は早朝から仕事をしていることが多いのですが、以前より自宅周辺で「グエッグエ~」というけたたましい鳴き声が聞こえていて、これって何?まるで熱海のバナナワニ園にいるような熱帯系の鳴き声なんだけど・・・??と訝しんでいたわけです。
それがある朝、早朝5時ごろ二階の窓の目の前の梅の木(高さ約3メートル)のてっぺんに頭の赤色も鮮やかな大型の鳥がとまっており… >>続きを読む
2010年04月22日
一体いつから更新していないのか、この日記・・(苦笑)
読んでくださる方もいるのに、すみませんでした。
新年度、心意気も新たになるべく更新を行っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
(さっそく昨日はHPトップページを少しいじってみました!)
突然ですが、最近「笑う」ということについて考えています。
笑うことは良いことだ、というイメージを誰もが持っていると思います。… >>続きを読む
2008年07月20日
飲食店(ファーストフード店なんか)に行ったときに、最近よく見るのが、親一人子一人で来ていて、飲食中全く会話がないっていうケース。
昨日も見たんですが、お母さんがずうっと携帯を操作していて、お母さん自身も全く食べ物を見ていない!
もちろん子どもは全く無視されてて、一人で食べているのと変わらない様子。黙々とご飯を平らげていました。
まあ私も仕事しながら昼ごはんっていつものパターンなんで人のこと言… >>続きを読む
2008年02月06日
昨日、大学の卒業論文発表会があって、今年も悪戦苦闘の一年間の学生の指導が終わりました。いつも学生達からたくさんのことを学ばせてもらってます。特に、「育てる」って、とか「教育」って、とか基本的なことを一番学ぶのは何を隠そうこの卒論指導からで・・
はっきり言って私が求めるものは高いし、正直教育学部の学生達にはハードル高すぎかもしれない。時には泣きながら取り組んでるのもわかってます。
でも、でき… >>続きを読む
2008年01月24日
今年もよろしくお願いいたします。
今年こそは「日記」の名に恥じぬよう・・・・・・(苦笑)頑張ります!
人は、「生きている」だけで価値があるって、最近とても強く思います。
若いときには自分自身、いろいろな欲や望みに邪魔されていたと思います。
それに、せっかく生まれてきたのに、治療できない病気のために重度の障害を残してしまう子ども達を見続けていて、一体この子達の生きている意味って・・・と正… >>続きを読む
2007年12月10日
最近、私が大学にいたときの出席番号一つ前の彼が、人類の歴史に残る大発見をしてニュースなどでよく紹介されている。
人間の皮膚の細胞から、どんな臓器にでも分化させうる可能性を持つES細胞を作り出すことに成功したのだ。
私も一時ES細胞を扱っていたので、その可能性の奥深さは良く理解できる(つもり)だ。本当に素晴らしいことだと思う。
そしてその彼と同級で、さらには出席番号の関係でいつもペアになってい… >>続きを読む
2007年09月29日
突然ですが、オナガという鳥を見たことがあるでしょうか?
頭が黒く、胴体は灰色と白で名前の通りなが~い尾っぽを持つのですが、この尾っぽがなんとも美しい水色で、本当にきれいな鳥です。
大きさもムクドリや雀やセキレイよりダントツに大きくて、オナガが見れた日は一日良いことがありそうな、そんな気にさせてくれる鳥です。
うちの家の前は、梅の木が何本か生えている空き地になっていて、毎年梅の実が実る… >>続きを読む
2007年06月14日
星先薫さんという方の本(一日千笑、苦あれば楽あり)を読む機会があった。自閉症という診断名を持つ娘さんの学習(公文式に幼児期から通った)と日々の生活の記録である。
正直、娘さんの障害についての記載は誤解を招くような部分もあり(私に言わせれば生まれつき高機能自閉症、つまり知的障害としては軽度のレベルの方、としかいいようがないのであるが、星先さんは中度の自閉症であったのが、公文で軽度に引き上げられたと… >>続きを読む
2007年02月28日
時折、ぼうっと考え事をしていて、よく浮かぶのが「私は生まれてから今日まで一体何人の人と会って、言葉を交わしてきたのだろう」ということです。
昔一般病院で研修医をしていた時代には、一日で200人の外来診療をしたこともあったなあ・・ってことは週に2日外来を担当して年間100回、一日少なく見積もっても50人診たとしてそれだけで5000人・・・もちろん、診察上の会話だけだとしても、明らかに一般の方よりは… >>続きを読む
2006年12月20日
昔アメリカに住んでいた時に「いかに子どもを愛情を持ってしつけるか」(原題How to discipline your child with love)という本を買って持ち帰った。
その頃は基礎研究が仕事のメインだったのですっかり忘れていたが、先日久々に取り出して目を通して見ると、いかにアメリカの子育てと違うか、愕然として大変面白い。特に今社会的に話題となっている生活習慣が、根本的な「常識」レベル… >>続きを読む
2006年11月07日
「子どもが好きなんですぅ。だから小児科医になりました」なんて自己紹介する新人研修医に昔から反発を感じていた。実家が小児科の開業医だったこともあり、患児の状態の急変に、夜中でも、出かける予定の休日でも、いつでも飛んで行かなければならない小児科医という職業を熟知したうえで選択した自分があるからである。子どもを「生命体」として認識して、その内部でめまぐるしく起こっている変化を見逃さない冷静な目がなければ… >>続きを読む
2006年11月03日
先日、作家の玉岡かおるさんの講演会を聴く機会に恵まれた。 1990年代だったと思うが「夢食い魚のブルーグッバイ」という作品(彼女の処女作)に出会い大層感銘を受けたのが最初だった。関西人であること、出身大学が私が中高と通った同じ学院であることを知って勝手に親近感持ちまくりで、アメリカに住んでいる間もシカゴの旭屋書店で新作をチェックしてたくらい…その玉岡かおるさんが、なんと大学時代寮に入っていたと知り… >>続きを読む