ブログ「子育て科学日記」

人は宝

時折、ぼうっと考え事をしていて、よく浮かぶのが「私は生まれてから今日まで一体何人の人と会って、言葉を交わしてきたのだろう」ということです。
昔一般病院で研修医をしていた時代には、一日で200人の外来診療をしたこともあったなあ・・ってことは週に2日外来を担当して年間100回、一日少なく見積もっても50人診たとしてそれだけで5000人・・・もちろん、診察上の会話だけだとしても、明らかに一般の方よりは人に多く触れ合う職業であることは間違いないでしょう。
今は予約外来なのでそんなに多くの患者さんとお会いすることはないけれども、その代わり大学の講義や講演会などで次から次へと新しい人との出会いがあって、仕事の輪が広がるたびにその中からとても波長の合う方が見つかってさらに輪が広がる・・・
考えてみればこんな風に沢山の人と出会える仕事を与えられたことは本当に幸せなことだなあと思います。
昨日も地元近くの町で講演会をさせていただきました。参加された初めてお会いするお母さん方に熱心に聞いていただき、終わってからもとめどなく沢山の質問が出て、こういった関心の高い方々とじかにお話ができたことももちろんとても嬉しいことですが、それ以外にも、これまでにつながりができていた方や他の方を通じて知り合いになった方など、この二年ほどで広がったネットワークの方々がたくさんいらして声をかけてくださり、なかなか立ち去れないくらいでした・・・(苦笑)
人に生まれて人を宝だと素直に思える、こんな心を育ててくれたのは今まで何万人(?)と出会ってきた沢山の人の力だと思います(200人の外来は辛かったけど・・)。
人との関係がどんどん希薄になる中で、「人」というかけがえのない宝こそが、お金よりも名誉よりも一番大事だと思える心こそ、私が次世代の子どもたちにぜひ伝えていきたいものなのです。

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