ブログ「子育て科学日記」カテゴリ:脳科学

おうちにもアンパンマンがいるから、大丈夫!

昨日久々に平日のお休みでした。そういう日って普段に増して忙しいのが悲しい主婦業・・(なんて言えるほど主婦業してないよ、と皆に言われますが) 朝から家の修理の日程決めや普段できない大きい洗濯、庭の伸び放題の草木の手入れ、と汗だくで働き、一息つく間もなく、次は郵便局に銀行めぐりです。 平日の3時までしか開いてないから、窓口でしか解決しない用事はこういう日にまとめて出来るだけ効率的に済ませたいのです…

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無表情な母

先日、スーパーで買い物をしていたら、推定2歳くらいの可愛い女の子が走り回っていました。 手には塩じゃけ4切れパック! お菓子ならともかく、塩じゃけとはなんと粋な・・と私は微笑ましくその子を見守っていたところ、後ろから追いかけるお母さんがやってきました。 急いでいるのか、ほぼ無言でその子から塩じゃけパックを奪い取りレジへ。 当然のごとく、火がついたような大きな泣き声が響き渡りました。 …

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やっぱり「人間体験」させましょうよ・・

最近、講演会の後の質問でよく出るのが、近年流行りのタブレット(ipadなど)を子どもが使うことに関する質問です。 子育て中の親御さんから、「2歳の子どもが器用にipadを操作して、どんどん動画を見て楽しんでいるんです」とか「3歳の子が知らぬ間にドイツ語の歌を歌うようになったんです」とか「うちにタブレットが来たおかげで、5歳の子も42歳のパパも15歳のおにいちゃんも皆が同じように使えるものが初めて…

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「妄想」の意義について

最近、小学校の夏休みが短くなってきているのをご存じでしょうか。 昔は8月31日までしっかり休みだったはずなのに、最近は8月最後の週からしっかり授業が始まったり、7月いっぱいは「補習」があったりする学校があります。 また、以前は6月など学校の授業期間に行っていた林間学校なんかも夏休みに行う学校もあるようです。 まず間違いなく「学力低下」を補う措置だと思うのですが、素朴な疑問が起こってしまう…

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本当に「生活」が脳を育てるんです。

以前より、「ちゃんと寝て、ご飯をしっかり食べて、からだを動かす」ことが脳育てのもっとも肝です、というようなことをいつもいつも言ってきました。キャッチ―な言葉でいえば「早寝早起き朝ごはん」になるわけです。 実際に子どもたちを臨床(医療)で見ても、教育現場で見ても、そして自分自身の子どもとその友人たちを見続けてきても、はたまた、脳科学的な実験・実践結果を見ても、それは本当に真実だ、と胸を張って言えま…

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集中力の作り方

皆さんは毎日の生活の中で、何にプライオリティを置いていますか? 私は「寝る」「読書、映画や演劇鑑賞のための時間」「マッサージなど自分のリラクゼーション」のための時間を1分でも多く稼ぐために毎日生活している、といっても過言ではありません。 最近きわめて仕事量が多く、もし普通の方のように仕事にプライオリティを置いてしまうと、たぶん今日から3日間くらいは寝る時間を取ることができなくなります。 私は…

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ハリネズミ

時折、「まさにハリネズミだなあ」と思う親に出会うことがある。心理学でよく使われる「ハリネズミのジレンマ」という言葉がある。ハリネズミが仲間をもっと知りたい仲良くなりたいと思って近づけば近づくほど、お互いの体から飛び出ている鋭い針がお互いの体を深く傷つけ合ってしまう、というものだ。これが親子の場合だと、子どもハリネズミの針はまだ完全に伸びきっていないので、もっともっと悲惨だ。「子どもを思っている」「…

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新年にあたり・・・

こんな怠慢な日記ですが、見てくださる方もいらっしゃることですし、今年も出来るペースで続けて行きたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。新年にあたり、抱負など語りたいところではありますが、抱負というよりは、年々強くなってくる自分の中の思いについて今日は語りたい、などと思います。 「こころを育てる」ということは脳を育てる、ということなんだ、そしてそれは日常のなにげない「大人から子どもへの…

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本好きな子は親が作るの?

昨日、某大手出版社の方の講演会を聞く機会があった。児童書、特に古典に造詣の深い方で、その知識から概説される児童書の読み取り方には、なるほどと思わされる点も多くあり、大変ためになった。 私が少し違和感を感じたのは、その方が「子どもを本好きにするかしないかを決定するのは、親、特に母親の責任です。質の悪い本を与えてはならない。良書のみ選んで与え続けなさい」という意味のことを繰り返し強調しておられた点であ…

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三つ子の魂

私事で恐縮だが、私は8歳まで東日本に住み、その後8歳から30歳くらいまで西日本に住み、外国生活を経てまた東日本に住み始めて今年で約7年になる。小学生から思春期、そして成人期までの大事な時代を関西で過ごしたので、当然関西弁ぺらぺらであり、吉本新喜劇を敬い(?)、たこ焼き大好きである根っからの関西人と自負してきた。ところが、である。こちらに住むようになってしばらくして、自分が思っていた以上にこの地域に…

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