ブログ「子育て科学日記」2005年01月

「おべんちゃら」の効用

なんとなく、ではあるが、昔に比べて「おべんちゃら」を言う女の人が少なくなったような気がする。たとえば「まあ、ステキなコートねえ」とか「今日はなんか髪型がいつもより決まってるわね」とかそんなに強く思っていなくてもちょっと大げさ目にほめるだけで、人は心地よくなるものではないだろうか。みんな、自分や家族を守ることに精一杯で、人をほめることにまでなかなか気が回りきらないのだろう。でも、そういう手段を使って…

>>続きを読む

硬い子考2

今日も引き続き「硬い子」の話。最近「こだわりのラーメン」とかいう使い方が多くなってきて、一般に「こだわり」という言葉が浸透したせいか、よく親が自分の子供を「こだわり」と表現する場面に出会うことが多いように感じる。たとえば、先日デパートの子供服売り場横のトイレで大泣きしている3歳くらいの子供のことを母親が父親に「いつもここへ来た時に入る個室に誰かが入っていて泣いてるの。この子のこだわりだからねえ」と…

>>続きを読む

心と頭が硬い子が増えている?

最近、というか問題抱えて外来に来るこどもを見ていて一番気になるのが、「硬いなあ~」とあきれてしまうような子が多いことだ。硬い、というのは適切な用法ではないのかも知れないが、結構業界仲間では使っている。簡単に言えば「融通がきかない」「遊びがない」心と頭がカチコチになっている状態。「学校に行きたいけど、朝全然起きられないし、おきても頭痛がするし。。どうしたらいいんでしょうかっ!」と悲鳴のような声を上げ…

>>続きを読む

ページの先頭へ