「今日さあ、数学の時間面白かったんだよ～」と娘が言い出しました。
おおー！17年間育ってきて、ついに、数学が「楽しい」と言えるまでに成長したかうちの子も…と感涙しかけた私ですが、まあよく考えればそんなことあるはずもなく。

「今日、数学の時間に騒いでる男子3人組がいてさあ、それ見てたT先生がボソッと、『あいつら、新撰組に入ったな』って言うんだよ。」娘は前の列に座っており、さらに言うなら数学のT先生には都合3年間担任をしてもらったことがあるため、「タメ口で喋れる仲良し（自称）」だそうです。
「で、私が『なんで新撰組？』って聞いたら『浪人の集団』だって。ね、うまいこと言うでしょ～。でも、『あいつらの中から、なんとか抜け出して浪人を免れるやつが現れるか、楽しみだな』って先生が言うから、『いやいや、新撰組抜け出したら仲間に必ず処罰されるから、もう無理だよ～』って言ったの。ね、めっちゃ面白いでしょ～。」

確かに面白い。私のツボにピタッとはまりました(笑)。
「面白いから、今日家帰ったらお母さんに教えるねって言ったら、おう、よろしくってさ。」
なので、ブログに書かせて頂きました。

T先生には本当にお世話になっていて、担任して頂いた時にも数々のご迷惑をおかけしました。
今でこそそうやって騒いでる子をなんやかや言ってますが、ついこないだまでは、娘がクラスで一番騒いでる子でしたので、しょっちゅう「机ごと教室から出てけー！」とT先生には怒られていたそうで、
娘「やだやだ、そんなことされたらうちのお母さん、泣いちゃうからやだ!!」
T先生「おまえの母さんは、そんなことでは泣かない!!むしろ喜ぶ！出てけー！」
なんて会話が日常茶飯事だったようです（恥）。

かくいう私自身も、個別面談の時に、詳しく娘の成績のあれこれを説明された挙げ句に「ここまでで、何かご質問ないですか？お母さん。」と聞かれて、ついつい昨夜娘が言ってたことを質問してしまいました。
「先生、なんで急にヒゲ、伸ばし始めたんですか？」

・・・今思い出しても恥ずかしい(-_-;)

でも、T先生のおかげで娘はなんとか、数学は嫌いだけど数学の時間は好き、でいられるようで、本当にありがたい限りです。
「楽しい」があるからこそなんとかやっていける、そんな確信さえ持てれば、とりあえず人生成功だ～、とザックリ考えている母です。