ブログ「子育て科学日記」

嵐のバスターズ

一昨日のことです。

「2時間くらい、全然問題ないからっ!」
「早寝早起きしてて睡眠時間もたっぷりとってるから、本当に限られた勉強時間なんだから、2時間でももったいない。ダメ!!」
「きっと、楽しいよ~♪」
「いやいやいや、今は楽しいことを我慢して勉強する時だから!」
「大丈夫だよ~1回くらい遊んでも。だいじょぶだいじょぶ。」
「もうっ (*`Д´)ノ!!! 自分が休みだからって、受験生を誘惑しないでっ!お母さん!」

ハイ。必死で受験生を遊びに誘う母でした。
やっとやっと手にした休日。
休みの日らしいゴラクが欲しいではないですか~。映画、見たいじゃないですか~。でも、「ゴーストバスターズ」って一人で観たくないじゃないですか~。

で、結局娘も根は遊び好きなので(笑)、説得されて行くことになり、ワクワクしながら寝付いて翌朝。
そう、昨日は11年ぶりだかの、台風さん関東圏ご来訪日でした。
刻一刻と強まる雨と風、NHKでは繰り返し「不要不急の外出は控えるように」アナウンスしてます。

「どーする?」「もう行く気になってるし」「今日しか休みないし」

カッパ着て、傘押さえて、荷物ピッタリ体に寄せて、「不要」で「不急」な用事のために、アホな母娘は決死の覚悟で映画館へと向かったのでした。
ゴーストバスターズは、ずうっと昔に公開された最初のが大好きで、ビデオを購入して英語の勉強に使ったくらいなので、それはそれは楽しく観られました。
今回の主人公(バスターズ)は、サエない中年女性科学者達なので、私的には前回よりずっと親近感を持てました。
基本的に強いメッセージ性もなく、特に感動雨あられになるわけでもないけど、痛快で楽しく、休暇のゴラクには最適でした♪
映画館には、もう一組の奇特な家族連れがいるだけで、やはり、嵐に立ち向かってまで映画を観ようと思う人は、さほどメジャーではないのですね~。

しかもこの映画は3D化されて、そちらが圧倒的に上映館が多いのですが、この3Dバージョン、いずれも吹き替え版で気に入らない。
そこで私たちは、わざわざ2D、字幕版の上映館を探した訳で、さらにマイナー感、増してました(笑)。

3D化すると、字幕がぶれちゃうから吹替え版しか作れないのでしょうかね~
私は中高生時代、映画を観るとき、頑張って字幕を見ないで聞き取ろうと努力する習慣を持ち、それが今の英語力に反映されてると思っています。
まさに娯楽が学習と渾然一体となる貴重な機会が字幕での映画鑑賞だと思うのですが今の子にはあまりピンと来ないのでしょうかね。
3D、吹替え版を好む今の子達にとっては、英語はますます娯楽とは切り離された「苦痛な学習」でしかなくなるのでは、と懸念します。
そもそもあの3Dで使う偏光グラスって、発達中の視機能にとってどんな影響があるのか、私は懸念します。

とにかく、無事映画鑑賞が終了し、私たちは嵐の中を最速ワイパーで突っ切りながら帰りました。
母親のワガママ勝手により勉強時間を奪われた娘は、それでも健気に「でも、いい気分転換になったよ。それにradiationとかnuclearとか、微妙に英語の勉強にもなったし。」と言ってました(笑)。

(注)よいこのみなさんは、あらしのひにはおうちでじっとしていましょうね。とってもあぶないですよ。

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