ブログ「子育て科学日記」

ミサゴとosprey

昨日はよい天気でした。

午前中の3時間、ぽっかり時間が空きました。
私は、その後に法事参列するために黒服、黒真珠、黒靴下。
でも、「せっかくの3時間!」、無駄にしたくなかったので、ずいぶん行けてなかった自然博物館へと車を飛ばしました。あ、でもスニーカーに履き替えて、パンプスは車に置いておきました!!

お目当てだった企画展は終了しており、しょうがない常設展を一から見直そうか~、と思ったそのときに館内放送。
「ただ今がらボランティアガイドによる野鳥観察会をします。希望者は集まって下さい。」

やったあ!!
友の会ツアーで3回くらい野鳥観察会にもいったことあるし、一人でもいいよね!と集合場所に行ってみたら、集まったのは、喪服を着た私一人!
10人ほどおられるボランティアガイドの方たちも、私の姿見て微妙な困り感醸し出してるし…
「しまった、来なきゃ良かったかな、、」と気後れしましたが、思いきって「よろしくお願いしまーす!」って挨拶をして、約5分後。
望遠鏡に珍しい野鳥の姿を捉えては、見せてくれる親切なガイドの方たちのお陰で、次々現れる鳥さんたちに私は大興奮のるつぼにはまってました!

「ハイッ。シメ、入りました。見てごらん。」
「エッ、どれですか?おーー、わかりました!!凄い!!大群!」
「そうそう、いつもは2月末に帰るんだけど、今年は早いねえ、北に帰る前にこうやって全員集合して水飲んで、夜に旅だつんですよ。今晩出発かなあ。あっ今ジョウビタキのメスが杭に止まった!!ほら、シッポを振ってるでしょ。」
「わあっ♪可愛い。白い紋が入ってますね。」
「あっちの、白鳥の群れの手前にいるのが、カワウね。羽の油が少ないから、水に潜ったあとはああやって乾かさないと、水吸って重くなって沈んじゃうの。」
「あーだからよく羽をバーって広げてるんですね。仕事場のそばの川にもいるんですよー。」

今の時期は一番野鳥が見られる時期なんですが、それにしても昨日は凄かった!!
私、生まれて初めて生カワセミ、見られました。
それだけではなく、ルリビタキ(ものすごく美しい青い鳥なのですが、昨日はシッポだけ青い若鳥でした。)、シロハラ 、カシラダカ、その他30種以上!!
そしてそして圧巻は、この上もなく美しいさえずり、そして黄色いくちばしが特徴の、イカルという鳥に会えたことです。
ボランティアガイドの方たちも皆、子どものように(失礼!)興奮されてて「今日は大収穫ですよ!!イカル、こんなきれいな、ペットショップで売ってるような鳥が見られて~!私たちもめったに見られないのよ。ラッキーでしたねえ、あなた♪」なんて言って下さって、何だか本当に今年一年幸せに生きていけそうな気分になれました。

気づけば1時間の予定だった野鳥観察会はすでに2時間を過ぎており、「ついでに里山も見てく~?ちょうど、アカガエルが産卵してるよ。」「行きます行きます!!」なんてすっかり楽しませて頂きました♪
本当に自然観察は最高に楽しい!!
スカウトされたので(笑)、私も絶対に博物館ボランティアになります。問題は活動日が基本平日なこと…授業をぶっちするわけにもいかないしなあ~(-.-)

最後に、昨日教えてもらったとっておきの豆知識。
昨日、猛禽類のオオタカやトビも見たのですが、この仲間のミサゴという鳥は川べりに住んでいて、すうっと垂直に飛び上がりホバリングをしながら水中の獲物を捜し、見つけると一直線に急降下して、狩りをします。
あの有名になった「オスプレイ」とは、実は英語でosprey、そう、ミサゴの英語名だったんですね。ミサゴの動きを真似た軍事輸送機、なるほど、と思いました。

まだまだ世の中に知らないこと、知りたいことがたくさんあるって素敵です。

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