どんなに美味しくても
こんにちは。
またも私は旅の空、だからブログを書いている(笑)。
本日は浜松での講演会です。
先日、あるお店でお昼ご飯を食べました。
スープも、サラダも、メインの肉料理も、自家製パンも、すべてが平均以上のクオリティ、なのにランチ価格なのでデザートまでついて1100円!
美味しく頂きました。
………でも、そのお店を出るとき私は、「多分二度と来ないな、このお店」と思ってました。
こんな素晴らしいお料理を出しているお店の唯一の欠点、それは、「接客」でした。
待たされる訳でも、料理間違われた訳でもないんです。
どうやらご夫婦でやってるらしく、接客担当は奥さんなんですが…
「いらっしゃいませ」「お決まりですか」「ランチのサラダです。」すべて、正しいし丁寧な言葉なのですが、なんと言えばいいのでしょう、全く心が伝わって来ないのです。
一番えっ!?と思ったのは、本日のランチメニューを紹介したあとに、「ランチメニュー以外は30分かかりますので。」と棒読みのように早口で言われたことです。初めてのお店だし、何を言われたのか早すぎて聞き取れなかったし、聞き返そうと口を開いた時には、もう奥さんは厨房内に消えてました。
どうして、伝わらないんだろう、二度と行きたくないと思っちゃうんだろう、そんな話をしてたら、さすが演劇経験者のKさんが言いました。
「それはね、セリフを読んでるだけだからですよ。伝えようとしていない。」
なるほど、と腑に落ちました。そうなんですね。接客は、難しい。
そして、接客だけで人の心も動かせる。
私と娘が大好きなお店もご夫婦でやってらっしゃるのですが、明らかに無口だしお料理が出てくるのに時間かかるし、笑顔もお愛想も全くないんです、ご夫婦とも(失礼!)。なのに、なんか良いことあった日はやっぱりそのお店に行きたくなるんですよね。
きっと、無口な中で、いつも一生懸命伝えて下さっているのですねー。
接客、私も心がけます!!