ブログ「子育て科学日記」

今年もよろしくお願いいたします。

皆様、明けましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

年始に旅に出ており、ブログの初投稿が遅れました。
皆様は穏やかで幸せな新年をお迎えになられましたでしょうか?

私は、年末にすごい本と出会いました。

「奇跡の脳」ジル・ボルト・テイラー著

脳科学者として活躍していた最中に、37才で脳出血に襲われた彼女は、主に左の大脳皮質が多量の血塊で圧迫されダメージを受けたその日から、冷静な「内面からの」観察を開始します。そして、見事に再生し機能を再獲得していくまでの過程と、その経験で得た新たなる脳機能の仕組みの発見を脳科学者として綴っているのです。

竹内薫さんの訳文も非常に読みやすく、脳の図もあちこちに挿入されてて分かりやすい!!

あまりに感激して、回りの人達に「読みなさい!!」と押し付ける一方、原書も入手して、対比させつつ再読してます。

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私の中での感激ポイントは、
1、左脳が機能をしなくなったときでも「言語以外」の方法で認知、記憶したものは取り出せる。
2、左脳が機能をしなくなると、外部から入る感覚の選択認知ができなくなる。
3、初期の脳再生のカギを握るのは、睡眠と五感からの刺激!
4、外界の刺激と切り離されたフリーワールド状態の脳はこの上なく自由で平和である。つまり、思考とか認知とか短期記憶とか高次脳機能があることで人は人として「あるべき」行動が規定され、規範が生じ社会を形成するわけで限定限局した世界観しか持てなくなる。でも、その前段階に戻るとそこには「宇宙の中の自分」という存在感のみが残される。

やはり、子どもの脳育ては焦らずゆっくり、まずは「動物としての脳」を存分に育て、フリーで不安なく、宇宙と繋がる自分を実感させてから、人として完成させていかないとねっていうことがよく分かります。

まさしく、脳育ては順番とバランスが大事、を再確認できた素晴らしい本です。
今年も、一人でも多くの方に正しい脳育てを知ってもらいたいです。
頑張って活動していきますので、どうかよろしくお願いします!!

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