ブログ「子育て科学日記」

ステキな忘れ物

おはようございます。
今日も成田は車中の人、石川巡業への旅立ちです。
昨日の雨模様とはうって代わって、今朝は素敵な夏空、でも、きゃあシミがぁぁ~!!(笑)

ところで、前回も書きましたが、先週、うちの家に可愛い11才のお嬢さんたちがホームステイをしていました。
昨日、久々のお休みだし、いつも糸の切れた凧さながら、日中はほぼ家に存在しない娘も珍しく家にいたので、彼女たちがステイしてた部屋を二人で掃除することにしました。
テーブルを片付けていたときに、「あれっ?これなに?」一枚の手帳から破られたとおぼしき紙を見つけました。緑色のインクでなにやら書いてある……

「Write your name here」

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………なんだ?私たちに名前を書いてほしかったのかな?
何かのゲームで使ったメモの置き忘れ?
不思議に思い、手にとって裏返して見るとなにやらビッシリ書いてある。

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「Dear spiritual friends」

魂のお友だちさんへ、で始まるお手紙にはこんなことが綴られてました。
「今夜は、あなたたちが天国から降りて来る日だって聞きました。もし私たちの寝てるこの部屋に降りてきたときのために、プリングルスをお供えしときます。だからどうぞ、私たちのこと怖がらせないでね。それからできれば、いらした記念にお名前をこの紙に書いといてください。あ、それから、もしあなたが犬の魂さんだったら、天国に帰ってから私の飼ってたChesterって言うゴールデンレトリバーによろしく言っといて下さいね。……」

そうでした。ちょうどお盆だったので、ささやかながらスーパーで買ってきたお供えのお菓子とほおずきをテーブルに飾り、「今夜は天国から亡くなった親戚達の魂が降りて来る日なの。だからこうやってお迎えするのよ。おじいちゃん2人とおばあちゃん1人が亡くなってるから、今夜私たち、どうしてるかなあって見に来てくれてるはず。」って教えてあげたのでした。

なんて11才、素直で可愛らしいのでしょう♪
知らず微笑みが浮かびます。
可塑性に溢れたこの年齢だからこそ、こうやって異文化に触れる効果も絶大なんですね。

こんな小さな体験と記憶が、遠い異国でこれからもすくすく育って行く彼女たちの、60兆個の細胞の分裂にちょびっとだけの化学変化を起こせていたら、私にとっては限りない喜び、希望です。

Beniちゃん、Laurenちゃん、ステキな忘れ物をありがとうね♪

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