ブログ「子育て科学日記」

夏休みは大切です。

皆さんこんにちは。お元気ですか?
気づけば世間は夏休み。移動の車内にお子様多し!!
例により夏のドサ回りシーズンの成田は、昨日は上越新幹線、そして今は九州新幹線の車中の人……神出鬼没なカンジでしょ!?(笑)

こんな、丸きり夏モードだというのに、じつは私の勤める大学は、まだ夏休みには入っておりません。
文部科学省の指令なのですが、教員養成を目的とする大学では、授業時間の厳守が義務付けられています。
だから学生達はかわいそうに、8月に入っても集中講義やテストを受けに、この暑い中登校しなければならないのです。

私が思うに、夏休みにはキチンと存在意義があると思います。
暑いから、早起きして勉強は早朝に済ませ、あとはフィールドワーク(セミ捕りとか)、家事、読書、長時間かかる趣味(刺繍とか)をすれば、学校教育では得られない知識や考え方、手足の動きが獲得出来て、脳は育つはず!!

……なんだけど、文科省の人的には、信用できないのでしょうね。
「休みを増やすと、子どもたちは怠けて遊ぶだけである」と思い込んでるようにしか思えません。
だからこうやって、どんどん自由な活動時間を子ども達から奪っていく。
子育ても教育も「不信感」がすべてを悪くしてってるんだと私は思います。
「全力で信頼する」ことが出来にくい国になってしまいましたね、日本は。

ちなみに、私が大学生の時には、1年生の時こそ部活で夏休みは潰れましたが、2年からは部活も辞め、ひたすら楽しむ夏休みを満喫していましたねえ~
バイトは、KFCから始まってデパート、海外見本市のコンパニオン、ユニバーシアードの通訳、家庭教師や塾講師などを歴任してお金を貯め、2年の夏休みにはアメリカの友人を頼って約1ヶ月の旅とホームステイ、3年でどうしても見たかったカモノハシに会いに行くオーストラリアの旅、5年の冬にはスイスのチューリヒにあるペスタロッチ世界子ども村見学などを含めヨーロッパからニューヨークに渡る世界一周の旅、等々常にどっかに行ってました。家にいるときは、その頃は洋裁にハマってて、確かジャケット位まで作っていたはずです。大学に着ていく服のほとんどを手作りしてました。
今思い返しても、今の私の半分以上は、休みの期間に形成されたと言っても過言ではなさそうです(笑)。

休み、という言葉を極端に嫌う日本人体質は、絶対に改めなければいけないですよね。留学してる時、回りの欧米人たちは、常に「次の休暇の過ごし方」で頭が一杯でした……

今の私は、お休みこそないですがこうやって、毎日違う場所に行き、新たな出会いを経験することができます。
本日は熊本で講演会です。
行って参ります♪

これは先週行った大阪の夜明け前の写真。大阪って東京に比べて緑がないなあ、と思いました。
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