ブログ「子育て科学日記」

リスクマネジメント

広島での豪雨土砂崩れ被害が余りにも甚大で、言葉を失います。
被害に会われた方に心よりお見舞い申し上げます。
その昔、呉市の病院に勤めていたことがあり、安佐南区という地名にも記憶があります。
動物園があって、1ー2度遊びに行ったこともあるはず。
とても他人事とは思えない今回の災害に、改めてリスクマネジメントの大切さを思います。

東日本大震災にしても阪神淡路大震災にしても今回のことにしても、誰1人予想出来ない突然の出来事です。
なので、私は「予期する癖」と「本能と知識で危険を回避する能力」を兼ね備えて置くことが重要で、これからの時代は特に子どもたちに意識してこれを植え付けるべきだと考えています。
実際、危機的状況でのとっさの判断はしばしば明暗を分かちます。

言うまでもなく、そのためには子どもに与えすぎず、教えすぎず、ある程度のリスクやストレスにさらすことを繰り返すことが有効ですよね。夏休み、1人で飛行機や新幹線に乗ってる子どもたちを見ることがありますが、とても良いことだと思います。

ただ、そういうこと以前に、そもそも各家庭での、大人のリスクマネジメントがきちんと出来ていないなあと思う場面も良く見ます。
例えば、こどもをベビーシートやチャイルドシートに固定せず、野放しで車に乗せている親がどれだけ多いことか。
急ブレーキをかければ、子どもはフロントガラスを突き破って飛んでいくことが想像出来ないのでしょうか?
また、夜の11時ごろに幼児の手を引いて居酒屋やスーパーに出入りしていることも、リスクマネジメント上からも大変NGと私は考えます。
何故なら、幼児期からその時間帯に外を歩くことを当たり前と子どもに教えてしまえば、後々思春期になって親の手を離れて友人と遊び行く際に深夜まで平気で繁華街をウロウロ、当然犯罪や事故に巻き込まれるビ確率を高めるからです。
20時を過ぎて戸外にいることは「怖い!!眠い!!(←うちの娘ですね(笑))」という脳を作ってやれたら、私はその子の寿命は相対的に延ばせたことになる、と思います。

本当に長生きできる脳を子どもに作ってやり、気候変動や情勢不安の中でも適格に自分の生き延びるための道順を選びとれるようにしたいものですね。

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