雪!
皆さんのお住まいの地域はいかがだったでしょう?
昨日から各地で雪が降りましたね。
私の居住地つくば市は、びっくりするくらい大きな雪が昨日午後から落ちてきて、あっというまに7㎝くらい積もりました。
車でなければ移動できない僻地ですから、凍った道は本当に痛手なのですが、幸い今朝はそんなに道も凍ってないし、快晴なのでもうすぐ出かけられると思います。
ふんわり積もった雪が、殺風景な庭を今日は明るく照らしてくれています。
うちの犬も嬉しそう?!です。
忙しい朝に雪!は大変ですが今日のように少しゆっくりできる日は、あ~日本に住んでて本当に良かったな、と思います。
夏は暑くて、冬は寒い、そしてその中間に心なごむ春と秋がある日本は最高です。
季節季節に古来伝わる行事があっていわくつきの食べ物があって。
おととい、節分でしたね。
もう子どもも大きくなったし別に豆まきしなくても、ホントに鬼が来るわけじゃなし、平日で忙しいし・・と頭の片隅でグダグダ思いつつも、つい手はイワシを焼き、そして恵方巻きを北北東に向かってかぶりつき、豆も買ってしまう。
「豆まきは今年は省略かなあ」と思ってても、豆を見た娘は何も言わずとも勝手に「鬼は~そと」と撒いてしまう。そして「年の数・・は多すぎるから10で割って」とか言いながらポリポリ豆を食べ、結局今年も省略なしで行えて、なんだかこれで一年幸せに暮らせそうで良かった、みたいな気持ちになるわけです。
例えば冬至の日もついゆずを用意し、カボチャを食べてしまう。
七草粥もつい、避けないで食べてしまう。
そう、日本の節気行事の欧米の行事と比して素晴らしいところは、行うことだけではなくて、食べ物と連動しているところだと思うのです。
もちろんサンクスギビングのシチメンチョウやワイルドライスなど欧米だって食べ物と連動しているけど、いわゆる「薬膳」的な意味合いからすると、圧倒的に日本の方が偉い!
だって、この一番底の寒さで免疫弱まりがちな時にイワシを焼いて豆を食べれば、ビタミンもアミノ酸もDHAイソフラボンもどっさり補給できそうで、あまりにも理にかなっているではないですか。
基本の考えはこうなので、辰巳芳子さんとか平松洋子さんの本を読むと、改めて二十四節気をきちんと暮らしに取り入れようと私も再決心するんです。
でも・・・やっぱり忙しくて忙しくて、意志はいつのまにか紛れていってしまいます。
あんなふうに丁寧に暮らすことは、あこがれはするけどどう考えても私には無理です。
でも、それでも私も娘も、「なんとなく」避けずに、できる範囲での周年行事を生活に取り入れて生きていくことは、これからも可能だと思います。
もちろん手作りができない時には出来あいの恵方巻きを買ったり、焼いてあるイワシを買ってくる年もあるかもしれない。
辰巳さんや平松さんのことをどうこう言うのではなく、それが現実の自分に最も適した方法だと思うからです。
丁寧にはしてるとは到底言えませんが、でもそれでも毎年季節が廻ったことを肌で、舌で感じることはできるのだと思います。
頑張りすぎないけど芯は持っている、そんな生き方をしていきたいと私は思うし、私が関わる親御さんたちにも伝えたいと思っています。