ブログ「子育て科学日記」

博物館

私は、茨城県自然博物館というところがお気に入りでして、本当にヒマさえあればてくてく出かけています。広大な里山全体が博物館の敷地となっていて、展示物だけではなく館外も楽しめるスポット満載のすばらしい博物館です。本日も雨の連休最終日、絶好の博物館日和(?)と出かけてきました。大体が家族連れ、大体がお父さん連れ、子どもは結構楽しそう。こういう風景をみると私などはとっても嬉しくなってしまいます。今の世の中、こんなアナログな展示をゆっくり見て歩くよりも、大人にとってはもっと楽しいこと、速いこと、刺激的なことがたくさんあると思うのですが、あえてこういう場所へ一日かけてやってくる家族はとても素敵だと思います。そうやって親がいろんな誘惑や刺激からちょっとだけ我慢して子どもの素朴な好奇心に付き合うことができると、子どもは大きな安心に包まれるのだろうと思います。子どもはとても原始的なつくりで生まれてきます。だから本当はもっともっと原始的な地球に生まれてこれれば、きっと安心してゆっくり自分のペースで育ってゆけてとてもよかったのだろうと思います。でも現代、この速い世の中の流れの中で彼らは置いていかれないように必死なんでしょう。せめて家庭でだけでも、レトロでゆっくりとした流れを作ってあげられればもっともっと安心して生きていけるのだろうと思います。だから、家族ぐるみでレトロな(?)博物館に足を運んでいる家族連れはとても愛すべき存在だと思うのです。

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