残念な子育てにならないために……
こんにちは。
私の勤める大学では、2月7-10日まで入試が続きます。
おっちょこちょいの私は、しばしば自分の職員証を忘れ、正門を通過できず知り合いの職員さんや先生に、「私、ここの人ですよね!!」って叫んで助けてもらう羽目に陥ります(苦笑)。
ご心配なく。今年はばっちり、大丈夫でした(笑)。人間、学習するものです。
ところで、昨日私はつくば市の「人間学講座」の講師を勤めさせていただいたのですが、100名程度しかキャパのない会場になんと300名以上もの方がいらして下さって、大変なことになりました。
立ち見で聴いて下さった方も多く、さらには会場にお入りになれない方まで出現して、本当に申し訳なかったです。
「残念な子育てにならないための、脳の育て方」というタイトルに反応してくださった方が多かったらしいです。
これは私が、たくさんの親子と接してる中で、いつも感じてることです。
だって、私よりずっと穏やかで優しくておっちょこちょいでもなくて何でもできるお母さん方ばっかなのに、子育ても手抜きなく愛情とお金と時間を十分費やしてきたのに、なぜか子どもが思春期前後になってどうしようもなくうまくいかなくなる。
本当にもったいないし残念です。
ただただ、寝て、食べて、体を動かすことを基本に置く。人間が動物であること、とりわけ昼行性の動物であることを忘れない!
それさえ、幼少期にご存じだったら。
これだけで、子どもは絶対に良く育ったのに…
うちの娘が学校の宿泊学習のしおりを見てぶちきれてました。
「このスケジュールだと、6時間40分しか睡眠時間がないっ!高校生は、8時間は寝なきゃいけないのに!!」
そして彼女は先生に交渉して、「沈黙の時間(自習時間)」を1時間早く切り上げて先に寝てもよいという許可をもらってました(笑)。
その宿泊学習では、毎朝5時に起きて運動をしたらしいのですが、きちんと目も覚めずにふらふらする同級生を尻目に、うちの娘は、テンション全開、人一倍でかい声で掛け声をかけながらランニングをしてたそうな…
「寝ないで勉強しなきゃ」、という考え方を「寝ないと勉強できない」、に、日本全体の規模で転換しなきゃいけませんよね。
学力だけではなく、寝ている高校生と寝てない高校生の、表情や体力や認知の差も加味した、総合的な人間力の歴然たる差にもっと大人は気づいていかないといけないです。きっと。
この木なんの木、です。(ハワイにて)
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