皆の感性が良くなって、話が合いますように
皆さんこんにちは。
気づけばもう少しで今年も終了!という時期です。
私も少しは落ち着いて行く年来る年、思いを馳せたいところですが、何と言っても卒論追い込みの時期なので、ドタバタドタバタしております。
ところで、今週はクリスマスウィークですね。
皆さん、パーティーをされたり、ツリーを飾ったり、心ウキウキ過ごしていらっしゃることでしょう。
私の大学の準備室前にもツリーが立てられ、電飾が光り輝いてます。
なのですが、最近はクリスマスツリーが七夕化(?)しているようで、今年のツリーには、電飾以外のオーナメントが姿を消し、その代りに願い事を書いた短冊ならぬカードたちが所せましとぶら下がってます。
「卒論が書けますように」「あと15kg減らせますように」、中には「○○先生が、単位をたーくさんくれますように!」って…最大2単位だった気がするのですが(笑)。
昨日行ったスーパーでも同じで、クリスマスツリーのそばにカードがおいてあって、自由にメッセージを書いてつるすことができるようになってました。
さっきレジで並んでいるときに「最近、うちにはサンタさん来ないねえ。どうしちゃったんだろ。忘れてるのかなあ。サンタさあ~~ん!リュックとマフラーを欲しいです!お願いしますぅ!」と空を見上げ祈ってた娘16歳が、早速目ざとく見つけて駆け寄ります。
「くまちゃんのおにんぎょほしい」「えすくXください」など鏡文字まじりで書いてあるカードたちのそばに「リュックとマフラーがほしいです」と書き込んでぶら下げた娘が「こんなのがある」と見つけてきたカードが、タイトルのメッセージです。
「皆の感性が良くなって話が合いますように」
一体、誰が、どんな思いでこのカードを書いたのでしょう。
明るいクリスマスソングが流れ、ひっきりなしに親子連れや夫婦連れが訪れるこのにぎやかなお店で、その人はひとりペンを走らせたのでしょうか。
時代や世代や性別や、色々なくくりで人は人を囲い込みたがります。
そのくくりに合いにくい人を、人はなぜか排除しようとします。
本当は、そういう人こそが、ツリーのてっぺんで輝く星かもしれないのに。
ベネディクト・カンバーパッチ主演の「イミテーション・ゲーム」を思い出して、またちょっと切なくなりました。