ブログ「子育て科学日記」

江戸の教育再考

こんにちは。今、寝ても覚めても江戸が頭から離れない(笑)、成田です。

最近読んでる「ブラっとお江戸探訪帳(石川英輔)」に、江戸時代の寺子屋(と言ったのは地方だけで、江戸では手習いと呼んでいたそうですが)の話が載ってました。

江戸時代の就学率は極めて高く、嘉永年間には何と100%!!
入学も卒業も年令で決められているわけではなく、教科書は「往来物」という極めて実用的なもの。
でも、何を使うか、どんな風に教えるかはすべてお師匠さんのこころ次第(7000種類の教科書があったそうな)。そして、授業はすべて1対1。
当時の絵を見ると、子どもたちは、勉強机である天神机を、好きなとこに好きな向きで置いて、てんでバラバラなことをやってる。
あや取りしてる子や、追っかけっこしてる子もいる。
でもお師匠さんは平然として、一人の子の向かいで字を教えてる。

「そもそも学級がないので、崩壊のしようがない。文科省の統制もなく自由に教育でき、個人の能力に沿った進め方ができる。封建制が敷かれてたはずの江戸時代の教育は、どう見ても今より自由で個に寄り添ってる。」というようなことが書いてありましたが、私も全く同感します。
むしろアメリカの学校に近い、この江戸時代の教育方法、少し文科省のお役人たちも見直すべきではないでしょうかね。

神田祭りの山車。付祭と言います。実物は巨大でビックリでした。
↓↓

DSC_0827

ページの先頭へ