子どもを受容することは難しい
先日、AERAという雑誌の「高学歴親が子どもをダメにする」という記事に参加させていただいたところ、それを読んでくださった某出版社の方から、新刊予定の米国の子育て本の訳本の書評を書いてくださいと頼まれました。
書評を書くのって憧れだったので、二つ返事で「はい!」とお返事したら二日後にどさっと厚さ8㎝にもなる原稿の束が・・・(汗)まだ、本になってないのね。
で、締め切りは10日後だったので、移動の新幹線で、在来線で、読みまくりました(近所に座ってた方々にご迷惑だったと思います。すみません)。
思ったよりずっとずっと読みやすく、面白く引き込まれました。
ゴードン博士が提唱する親業という考え方にも共通するセオリーで、特に高学歴で社会的地位も高い親は本人も無意識のうちに子どもにその人生観を押し付けてしまいがちであり、これが子どもに「受容されてない」「信頼されてない」という気持ちを生む。それゆえ、一見恵まれた家庭の子どもたちに今、ドラッグやメンタルの問題などの深刻な問題が増加している、という話から始まり、ではそれを防ぐにはどうしたらよいか、という方法論が述べられています。
確かに、子どものすべてを容認しているように見えて、ノンバーバルに強く否定のメッセージを発しているアメリカ人親を結構たくさん見た気がします。
そして、もちろん日本でも同じ。
どんどんモノを買い与え、制限もかけずに遊ばせておいて、裏で何か悪いことをしているのでは?と「心配」して子どもの部屋を留守中に徹底的に捜索する親が本当にたくさんいて、びっくりします。
以前から書いていますが、「心配」と「信頼」の配分の仕方が親業の最も大切な部分になる気がします。
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7月30日発売(新潮社)
親の「その一言」がわが子の将来を決める――学歴どまりの残念な子か、学びが自立につながる子か マデリーン・レヴィン著/片山奈緒美訳
とっても量が多い(上下二冊分冊)のですが、ポイントが押さえられていて、お勧めです!
ところで、先日「アホ弁」のご紹介をしましたところ、各方面から感想をいただきまして、ありがとうございました。
中に「こういうのは虐待っていわへんの?(by 夫)」という意見もありましたが、違う、ということをご覧にいれたいと思います。
こちらは娘作「アホムレツ」でございます。
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「お母さんよりうまく書けた!」と自慢しておりました。
・・・ですから、うちの家の癖なんです。
どうしても書いてしまうのです。試し書き(笑)。
娘は、バリバリ関東生まれなんですが、関西人のDNAがしっかり受け継がれているのですね。