ブログ「子育て科学日記」

江戸人になるぞツアー

最近東京に行くことがあると、仕事の合間を縫って「江戸人になるぞ」ツアーを行ってます(笑)。愛用の地図(江戸文化年ごろの切り絵図と現代東京の地図が対比できる優れもの!!)を抱えて、お気に入りの本の主人公がたどった道筋を歩いてみる、というものですが、本当に江戸人はよく歩いていたのだなあと改めて驚かされます。

講演会の合間とかなのでハイヒールだったり重いPC持ってたりで私も結構大変なのですが、小説では、恩人の安否を気遣って飯田橋から三鷹まで、手負いの友人をおぶって駈け通し、なんてのもあって、この時代に中央線があればねえ・・・なんて同情してしまいます。

ということで最近気に入って一気に全巻読み通した高田郁さんの「みをつくし料理帖」の主人公、澪さんの気持ちになって、先日は高田馬場から飯田橋まで歩きました。
愛用の切り絵図によれば、この辺にあるはず・・・と、ガイドに載っている色々史跡にも寄り道して、1時間半、なかなか楽しい旅でした。
中でもちょっと見つけにくく苦労したのが、試衛館跡です。

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本当にマンションや人家が立て込んでいるその隙間にぽっかり、という感じで建っていて、見つけたときは一人で小躍りしてしまったのですが、さらにびっくりしたのはその隣にこんな祠があったこと。

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なんの表札もなく、鍵がかかっていて中には入れず、由緒も由来もわからないのですが、いかにも江戸時代からあったっぽい・・・!!
もしやすると試衛館の連中、沖田さんや近藤さんや土方さんが朝のけいこのあとに参っていたかも・・なんて思うとただただ興奮してしまいます。

ここからちょっと坂を下ればすぐ外堀。お城も結構近かったのね、なんて、その時代の人々に思いをはせながら、午後のお仕事へと向かったのでした。

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